アデル初ライブＤＶＤ「ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」圧倒的な歌唱力 発売３週間で２７万５０００枚

昨年、全世界で最も売れたＣＤアルバムは、英女性シンガー・ソングライター、アデル（２３）の「２１」で、昨年１月１９日の発売から現在までで何と１６００万枚を売ったのだが、そんな彼女の初のライブＤＶＤ「ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」も猛烈に売れている。

　米では発売から３週間で２７万５０００枚を売り、年の瀬の発売にもかかわらず、あっという間に昨年、最も売れたＤＶＤとなった。

　英ロンドンの殿堂ロイヤル・アルバート・ホールで昨年９月２２日に行ったライブの模様を収めているが、出身地ロンドンを歌ったデビュー曲「ホームタウン・グローリー」（２００７年）で幕を開けるステージは、伝統的な米黒人ソウル音楽を忠実に模倣した質の高い楽曲群と圧倒的な歌唱力で観客を盛り上げる。

　ステージ後方にずらりと並ぶレトロなランプシェードが激しく点滅する中、「こんな場所で歌えて緊張するわ」と喜びながらも、おばちゃんのような下世話なしゃべりも交えながら、オーケストラ隊を率いた劇的な「セット・ファイアー・トゥ・ザ・レイン」や感動的なバラード「サムワン・ライク・ユー」、昨年、米国で最も売れた一曲「ローリング・イン・ザ・ディープ」を熱唱。

昨年１１月に喉の手術を受け休養中の彼女だが、６部門で候補となっている２月１２日（現地）発表の米最高峰の音楽賞「グラミー賞」では、このＤＶＤのような素晴らしい歌声を聴かせてくれそうだ。

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