【ブラック・ダリア コレクターズ・エディション】世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎 [映画]

アメリカ文学界の狂犬、ジェイムズ・エルロイの最高傑作を巨匠ブライアン・デ・パルマ×豪華キャストが贈るクライム・サスペンス!
L.A.史上最悪の事件に迫る映像特典を収録した豪華2枚組コレクターズ・エディション!!です。
ブラック・ダリア.jpg
1947年ロサンゼルス。ダウンタウンの空き地で、身体を腰で切断された女性の惨殺死体がみつかった。黒い炎を思わせる漆黒の髪、青白い肌を照らす黒ずくめのドレス。ハリウッド・スターを夢見ながら大都会の暗闇に葬られた女を、人は「ブラック・ダリア」と呼んだ。捜査線上に浮かび上がる一編のポルノ・フィルム。ダリアと瓜二つの大富豪の娘、そして彼女の一族にまつわる黒い秘密。事件の謎は、捜査にあたる若きふたりの刑事の運命をも狂わせていく・・・・・・

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腰の部分で切断された女性の惨殺死体。40年代のロサンゼルスで起こった迷宮入りの事件に、自らの少年時代の記憶も反映させて書いたジェイムズ・エルロイの傑作小説を映画化。死体から浮かび上がるハリウッドの裏事情に、事件を捜査するふたりの刑事が、ひとりの女性を巡る愛と欲望のドラマが絡み合う。
極端な長回しはないものの、さまざまなタイプのワイプ(場面転換時の映像切り替えテクニック)を用いるなどブライアン・デ・パルマ監督のこだわりが楽しめ、映像的にはここ数作の彼の作品のなかでは出色の出来。倒錯的な愛、異性装、ファム・ファタールなどデ・パルマの初期作を輝かせた要素も散りばめられ、『ファントム・オブ・パラダイス』のビル・フィンレイが登場するなどファンにはうれしい限りだ。40年代のロスの雰囲気もじつにうまく再現され、音楽や映像の色合いなど、どこか同じエルロイ原作の『L.A.コンフィデンシャル』が意識されている。
やや残念なのはキャスティングで、ジョシュ・ハートネットとスカーレット・ヨハンソンは健闘しているが、運命のカギを握る役としてはふたりとも存在感不足。脇役の方が光ってしまう。しかし、それらもわずかな欠点。全体を覆う独特で怪しげなトーンは、他の監督作にはない心のざわめきをもたらす。
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